世界2大旅客機メーカー
部品関連
航空機関連
エンジン関連
今後も拡大し続ける民間航空機市場
ボーイングは、今後20年間の新造機需要が4万4040機、6兆8000億ドルになると予測。サービス市場も毎年4.2%成長で20年後には9兆1000億ドル規模となり、民間航空機市場全体では2038年までに16兆ドルになるとしている。日本の航空機関連生産額は約1兆8000億円で、米国の1/10と規模は小さい。しかし、航空機製造には300万点もの部品が必要で、日本企業も共同開発・生産に参加。B787 では機体部品の 35%を供給するなど、日本も国際的に存在感を示している。政府も2030年には3兆円規模を目標にしている。
新・国産の翼、三菱スペースジェット
開発が遅れている次世代小型旅客機MRJは、三菱スペースジェットに改称、ブランドイメージの刷新を図る。また、ボンバルディアの小型ジェット旅客機事業を買収し、アフターサービス部門を獲得。小型機事業の基盤を強化して、リージョナル機市場でボーイング傘下となったエンブラエルとの一騎打ちに挑む。スペースジェットM90の初号機納入は2020年となるが、一回り小さい新機種スペースジェットM100を2023年に投入、100席級のスペースジェットM200の構想も明らかにした。リージョナル機は今後20年で5137機の需要が見込まれている。